「突然の退学」は、本当に突然だったのか?
理学療法士・作業療法士養成校において、学生の退学(ドロップアウト)は学校経営に直結する深刻な問題です。
「真面目で休まなかった子が突然辞めると言い出した」と教員が驚くケースがありますが、実は退学に至る「予兆」は数ヶ月前から必ず存在しています。ただ、それを「教員の勘」だけで見抜くのは限界があるのです。
学習ログ(データ)による「SOS」の可視化
教育DXによって実現する「データ駆動型教育」の最大のメリットは、「発言しない、目立たない学生のSOS」をデータが教えてくれることです。
注目すべきは以下の3つのデータ(学習ログ)の掛け合わせです。
- 出欠データ(遅刻・早退の微増がないか)
- LMS(学習管理システム)のログイン頻度(授業資料のダウンロード回数が減っていないか)
- 小テストのスコア推移(急激に点数が落ちていないか)
「成績は悪くないが、ここ1ヶ月で極端に学習システムへのログイン頻度が減り、朝のHRへの遅刻が2回あった」。こうした「複数の微細な変化」をシステムが自動検知し、担任教員にアラートを上げる仕組みを作ることが重要です。
アラートが出たら、どう声をかけるか?
「データを見る限り勉強サボってるよね?」と詰問してはいけません。データはあくまで予兆を捉えるためのセンサーです。
「最近、学習システムにあまり入れてないみたいだけど、何かバイトや私生活で忙しい事情がある?」「通信環境やパソコンの調子がおかしい?」といったように、「あなたを気にかけている(見ている)」という寄り添いのスタンスで面談をセッティングします。
早期に人間関係や経済的な悩みを引き出せれば、手遅れになる前に対応することができます。
まとめ
データは教員の温かい指導を置き換えるものではなく、「どの学生を今すぐケアすべきか」という優先順位を教員に教えてくれるコンパスです。
Logic Pulleyの提供する「LP Apex」では、学生の国試対策学習のログを詳細にトラッキングし、教員が「頑張っている学生」と「つまずいている学生」を一目で把握できるダッシュボード機能を提供しています。詳しくはプロダクトページをご覧ください。
